働き方コンサルタントの日誌から

多様な働き方を応援メディアです。会社員、フリーランス、複業、経営者といろんな働き方を経験し、実体験を元に、働き方や仕事の選び方、時間効率化などの効率的に仕事をする方法について記事を書いています。

36歳で大規模シェアハウスに住んだら、カナダ人の彼女に出会い国際結婚しました

こんにちは、あるきかた( @archikata )です。
今日は働き方の記事ではなく、一昨日に入籍をしたので、報告も兼ねて記事をかくことにしました。

お相手は、大規模シェアハウスで出会った台湾系のカナダ人の方です。

大規模シェアハウスってどんなところなの?

私たちは、ワールドネイバーズ護国寺という大型シェアハウスで出会いました。180人もいる大型のシェアハウスで、都内でも有数の規模のシェアハウスでした。

シェアハウスのオープニングメンバーは家族みたいなつきあいができて、非常に密度の濃い人間関係の場でした。

僕は当時、建築系のライターとしてシェアハウスの特集なんかを企画していたので、シェアハウスの情報をいろいろと持っていました。

ふらふらしている知人が、東京で住む場所を探していたので、この運営会社の情報を知らせて、内覧会に同行したのがきっかけでした。

単純にたくさんの人間が住むシェアハウスが面白そうだったので申し込んだのですが、「ワールド」という言葉はなんか小洒落たマンション名くらいな認識でしかありませんでした。

入居を申し込んだときは、外国人と結婚することになるなんて想定もしていませんでした。

シェアハウスでの出会いは?

後に結婚相手となる彼女は、1ヶ月遅れでこのシェアハウスにやってきました。台湾系のカナダ人である彼女は、ワーキングホリデーで日本にやってきました。

「なんでこのシェアハウスにしたの?」という質問に、外国人の審査がゆるかったからだそうです。

僕はフリーランスで受託先に行ったり行かなかったりで、彼女はワーホリでヒマしていたので、日中一緒に出かけたりしていました。

お互いSNSに出かけた先の写真をアップしたら、あの二人は怪しいとシェアハウス内にあっという間に噂が広まりました。

この時は、そもそも「つきあう」という習慣が日本以外にはあまりないので、いわゆる「デーティング」というお互いを知るお試し期間という感覚だったのだと思いますが、この時はシェアハウスって、けっこう面倒くさいかもと思いました。

黙っていてもどうせいろいろ言われているので、つき合って数週間でつき合っていることをオープンにして、シェアハウス公認のカップルとなりました。同居人同士の最初のカップルでした。

シェアハウスで交際は、距離の縮まるのが早い

同じ場所に住んでいるけど、同棲ではないというつきあい方は、とても安心できるものでした。シェアハウスでの交際は、自分と相手だけでなく、まわりのシェアメイトとの関係もみることができますし、相手も見ています。

彼女の好きなところはたくさんありますが、とても密度の濃いつきあいで、隣にいるのが自然に感じるまで時間はそうかかりませんでした。

社会人で、知人の紹介などのきっかけでつきあい始めて、週1回デートするというのとは違った関係性ができていくように感じました。

リビングで毎日顔を合わせますし、お互いの部屋を行き来することもあるし、ケンカしたときはそれぞれ違う場所でクールダウンする時間をとることもできます。

社会人の週1回のデートを毎日しているのが、シェアハウスでの恋愛なんだと思います。距離の縮まり方が早いので、結果を出したい方にもオススメです。

つきあってから3年半、何してたの?

このシェアハウスは非常に交際率が高く、後にいろんなカップルが生まれました。

シェアハウスでは部屋は別ですが、生活のなかの姿勢や価値観がよく伝わるのでわりと短期間で結婚にいたるカップルが多かったように感じました。

合コンするよりもシェアハウスに住む方が、前向きなつきあいが生まれるのでオススメです。

私たちより後につき合ったカップルが早々と結婚を決めていくなか、私たちは何をしていたのかというと…。

起業・複業で結婚のプロジェクトが後回しになった

シェアハウスには出会い以外にも、仕事面で刺激をもらえる場所でした。当時受託メインのフリーランスとして行き詰まりを感じ、方向性を模索していました。

シェアメイトにアドバイスを貰いながら、起業に踏みきることになりました。

複業中の起業だったため、生活が破綻しかけました。

起業の最初の2年間ははじめてのことばかりで、なかなか自分の時間を作ることができませんでした。売上は確保できているものの、継続性の見込まではたっていませんでしたので、先の事を考えられる状態になれなかったというのもありました。

彼女が網膜剥離になった

一緒に暮らしはじめて最初の年に、彼女が網膜剥離になりました。

朝起きると「なんか視界が欠けてる」と言って、冷静ながら緊急だと訴えていたのをよく覚えています。網膜剥離になるかもしれないという自覚症状はあったそうなので、病名が特定できたので初動は楽でした。

ただ、日本になじみの病院がなかったので、急遽病院を探すことになりました。有名な病院に行ったにもかかわらず、最初の手術に失敗して、長い闘病生活がはじまりました。

検査して手術説明を受け、手術をし、1週間弱入院する。こんな暮らしが繰り返されるようになりました。

自分には近くに家族がいるけど、相方には助けてもらえる家族がこの国にはいないんだよな。海外で暮らすって、不安だよなと感じました。

入院中には元シェアメイトにもたくさんの励ましをいただきました。

仕事の合間に病院に通ったり、思うように回復せずに仕事に穴をたびたび空けてしまい、かと言って当事者はもっと大変なわけでしんどいとも言えず、けっこう気が参っていました。

お見舞いに来てくれたシェアメイトと話している時に、「私たちはどこにいても家族だから」という言葉をかけてもらって、本当に救われた気がしました。

この時、励ましてもらったシェアメイトに、結婚の証人もお願いしました。この方には人生の先輩として要所要所で本当に助けていただきました。

まだ、眼は完治していないですが、今後もゆっくりとつき合っていきたいと思っています。

これからどうするの?

手続きにいろいろと時間がかかりましたが、入籍はプロセスの1つでしかありません。これからどうするかという問題があります。結婚すること自体に迷いはなかったのですが、やっぱりバックグラウンドが違うと将来的には課題が山積みです。

結婚式をどこでやるか問題

目下のところ一番の課題です。
親族だけで簡単に済ませばいいんじゃないの?といいたいところですが…。

お互いの親族の状況を確認してみると。

彼女の祖母は台湾。母はカナダ。叔父・叔母はオーストラリアシンガポールアメリカに移民しているので、バラバラに住んでいます。

私の場合は、妹夫婦もやはり国際結婚していてアメリカ在住、叔父さん家族はフランスでくらしています。

親族でひっそりやるのですら、アジア、北米、ヨーロッパと地理的な壁があります。

中間地点はハワイかなとも思って検討していたのですが、僕が研究のためシリアに入国歴があり、アメリカには入国できない(しにくい)状態です。この規定、いつまで続くんでしょうか…。

国際結婚における生活の拠点はどうする?

ふたりが出会った場所は日本ですが、ずっと日本にいるかは決まっているわけではないですよね。

3年半一緒にくらしてきて、日本という国は、決して相方にとっては住みやすい国ではないのだろうなと感じています。役所なんかの手続きは外国語対応しておらず、複雑な申請はやはり面倒な環境にあるように感じます。

日本人としては複雑な気持ちがないわけではないのですが、僕自身も海外でリサーチしたり、50~60ヵ国を旅してきて、働いて暮らすという部分については、日本は必ずしも恵まれた国ではないと思うからです。

ただ、自分のスキルセットが日本でできることに特化しつつあって、日本で起業したビジネスオーナーとしても、将来的になにができるのかはちょっと妙案が思い浮かばないなと感じています。

けれど、そもそも5年前に複業をはじめたときに、複業で複数の会社を行き来することロールモデルなんてほとんどありませんでした。

今回の国際結婚に関してもこれまでとは違う働き方を確立するチャンスなのかもしれないと感じています。面白いことが見つかるかもしれないというポジティブな気分でいます。

来月(7月)バンクーバーに行ってきます

相方が育った街を実際におとずれてみて、自分が何かできる可能性があるのかじっくり考えてみたいなと考えています。

いまはクライアントともオンラインのやり取りで完結する相手も多いので、普通に現地で今やっている仕事もしてみようと思っています。

バンクーバーのオススメの見どころやコワーキングスペースがあれば、ぜひ教えてください。

なにはともあれ、1つの区切りがついて、これからは面白い組み合わせの夫婦として頑張っていきたいと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

f:id:archikata:20170630083128j:plain

フリーランスが会社員のパートナー(夫や妻)に説明すべきお金に関する3つのポイント

 

フリーランスと会社員の共働き夫婦では、お金に対する価値観の違いが問題となるという話を聞きます。
 
私も独立やフリーランスの事業運営の相談に乗ることが多いのですが、パートナーとの価値観の摺り合わせは、気持ちよく仕事に専念するためにも重要な問題だと感じます。
 
この記事では、会社員からフリーランスになり、かつ会社員のパートナーがいる私(@archikata)が、フリーランスと会社員の共働き夫婦がパートナーと合意しておきたい3つのポイントをまとめました。
 
 

お金の貰い方が違うと考え方も変わる

会社員とフリーランスでお金の感覚が異なるのは、経費と税金の概念が2つの働き方で違う事にあると感じます。
 
以前働き方のイベントで話したときのスライドを紹介します。 
 

f:id:archikata:20170524085110j:plain

 
お互いの価値観を摺り合わせるために一番大切なポイントは、フリーランスは、課税前に経費を計上できることです。
 

フリーランスがパートナーと合意しておきたい3つのポイント

こうしたお金の貰い方の違いから発生する価値観の違いを埋める、3つのポイントを紹介します。

1,収入は「事業」に投資するべきものであり、すべては使えないこと

フリーランスの場合、クライアントから振り込まれた金額をそのまま使えるわけではありません。業務報酬の一部を、未来の売上につながる投資にあてなくてはいけません。
 
プログラマであれば自分のサービスやアプリを作るために投資するのかもしれませんし、クリエイターならポートフォリオサイトが将来の売上を生むために必要なものかもしれません。
 
BtoB相手のフリーランスは知人の紹介をツテに仕事を獲得するのももちろん正攻法ではあります。しかし、差別化したサービスや実績を見える化することに投資しておくことで、新規の顧客の獲得に必ず貢献するはずです。 

2,余った金額を運転資金として確保しておかなくてはいけないこと

フリーランスの場合は、いつ売上がなくなるかはわかりません。
会社員と違い、自分が仕事を辞める意志がなくても、契約がなくなったり、仕事の引き合いがなくなったりで、売上がなくなることは大いにありえます。
 
在庫を持たないビジネスだったとしても、少なくとも半年くらいは生活できるような運転資金は必要です。
 
なぜならフリーランスは一度売上が途絶えてしまうと、新しく仕事を受注できたとしても、報酬が入金されるまでにタイムラグが発生するためです。
 
会社員の感覚だと、余ったお金は貯金しておこうとか、計画的に積み立てていこうということになると思います。場合に寄っては、夫婦の共有口座に決まった額を入れましょうという話になるかもしれません。
 
フリーランスのような事業をやっている人間にとって、キャッシュは生命線です。儲かっている時も、そうでないときも運転資金を確保できるよう配慮してあげてほしいものです。

3,費用対効果の見込めない出費は極力避けたいこと

プライベートでも事業に関係がありそうなアクティビティを仕掛けていきたいものです。フリーランスにとっては、休暇と労働の境目がなくなるような暮らしが理想です。
 
個人的に嫌なこととしては、ビジネスと関係なさそうな海外のリゾートなんかに2人で出かけるようなことです。
 
駆け出しフリーランスにとって、投資にならないキャッシュアウトは正直なところしんどいものです。
 
一番良いのは、休暇で訪れた土地で人脈を作って、スモールビジネスをやってみるとかでしょうか。
 
フリーランスは誰とでも、どこでも、どんな仕事でもできるのが強みです。休みや場所にこだわらず、新しい事業の種を探してみるのもいいかもしれません。

お金のルールが変わることはパートナーと早い段階で合意しよう

この記事を書いたきっかけは、フリーランス仲間から相談を受けたことでした。
 
実は私自身も、会社員からフリーランスになった時に、当時同棲していた彼女にこうした売上と経費の概念の理解も得られず、残念ながら別れてしまいました。
 
事業をはじめるまでに極力キャッシュアウトを抑えたいということは自分の都合ではあるので、成功の算段がないのにパートナーに理解を得るのは本当に難しいことだとは思います。
 
また、会社員からフリーランスになったばかりだと、仕事をしてから入金されるまでにタイムラグが発生します。私の場合は、最初の仕事が雑誌のライターの仕事で、編集部に伺って入金されたのは半年以上立ってからでした。
   
当時の彼女からは、「家で仕事しているフリをするくらいなら、マックでもいいからバイトしてくれ」とずっと言われていました。
 
働いているのにお金が入ってこない。自分が情けなくて本当につらかったです。
 f:id:archikata:20170524090146j:plain

フリーランスも事業主、しっかり「経営」しよう

私はフリーランスをへて、会社経営者へと立場を変えました。
 
会社経営をしてて特に感じるのは、フリーランスでもある程度の経営計画を立てておいた方がいいということです。
 
月次で管理するのが難しければ、四半期に一度くらい売上計上をして、戦略的に投資をしましょう。どれくらいの税金や社会保険料が発生するのか様子を見ながら計画的に手元に残るお金を管理しましょう。
 
できれば自分で稼いだお金から自分に給料を払うように、一定の事業運営のための経費や営業やマーケティングのための投資金額を差し引いた金額を、別の口座に振り込むといいでしょう。
 
最初はめちゃくちゃ面倒だと思いますが、自分以外の誰かに説明する上でも、大切なことだと思います。
 
いまのパートナーも会社員ですが、お金の使い方や、働き方の概念についてはかなり念入りに話しあいました。
 
つき合っている間に法人化して経営者になったので、さらに迷惑をかけたと思います。とても理解してもらって、恵まれているなと感じます。
 
 
とここまで書いて相方に原稿を見せたところ、「いまでもむかつく時はあるけどね」、と言われました。それでも、理解してもらえる我が家は恵まれているなぁと感じるのです。
 
フリーランスは、個人事業主とも呼ばれます。みなさんも個人「事業主」として、最重要ステークホルダーのパートナーへの了解をうまく取りつけてみてくださいね。

2社で働く「複業」を5年間続けて感じた5つのポイント

こんにちは、あるきかた( @archikata )です。

私は5年間、複業という形で2つの会社で働いていました。

2つの会社の名刺を持ち、それぞれの会社に作業場所があり、2社を行き来する毎日を送ってきました。1つの会社ではマーケティング担当として、もう1つの会社では経営者として仕事をしています。

この記事では、この「複業」という新しい働き方で苦労したことや、やってみないとわからなかったことを5つのポイントにまとめています。 

f:id:archikata:20170507214559j:plain

2社で複業しながら感じた5つのこと

1,成果を最大化するために、働く時間はまだらになる

2社で働くといっても、月・水・金はA社、火・木はB社みたいな働き方にはなりません。

曜日ごとに何かをするというのは時間給の働き方であり、最終的に労働集約型の働き方に行きついてしまいます。時間という投入資源で制約がある複業社員は、このような働き方では成果があげにくくなります。

5年間続けてきて、最終的には1日の中で2社の仕事を職場にかかわらず、優先順位の高い順から手をつけていくという働き方にいきつきました。

以前の記事で時間家計簿を公開したように、いつどのくらいの時間、どちらの会社に対して時間を費やしているのかを管理していました。

2,長くコミットするほど、満足度が下がっていく

成果で働いていると成果が出る部分と出にくい部分がわかってきます。投入する時間が限られているこの働き方では、人海戦術的な効率の悪い作業から離れる必要があります。

長い時間コミットしていくと自分に対する支払額は短期的に上がる反面、時間当たりの成果が下がるため、満足度が下がる傾向があります。社員として働く時よりもやるべきことと、やるべきでないことを切り分ける必要があります。

3,最大の報酬はお金よりも、自由と裁量

時間と場所の制約がこの働き方のボトルネックです。いつどこで働くかを決める権限と決済までの時間を短縮できないと、成果がまったく出せなくなります。

社員にならないかというオファーをいただいたり、1日オフィスにいると10万もらえる(いわゆる人日10万)というオファーをもらったりしていたのですが、オフィスに1日8時間いることで、他の仕事が回らなくなるデメリットのほうが大きいと感じて断っていました。 

4,コミットメント期間は定めたほうがいい

このような働き方は特殊なものなので、終わりがくることを想定しておいたほうがお互いにとってメリットが大きいと感じました。

コミットメント期間(1~3年)と目標を定めて、どのような成果をあげるのかを双方で丁寧に合意する形がよいのではないでしょうか。コミットメント期間中に次のコミットメント目標が見いだせた時には、新しいコミットメント内容で契約を更新するという形です。

この場合のコミットメント目標というのは「請負」的なものとはニュアンスが異なります。

どちらかというと正しい成果主義・成果報酬のあり方に近く、どのように成果を規定し、達成度をどのように測るのか、成果の障害となり得るものをどのように排除するのかが鍵となるように感じました。

このコミットメント期間という考え方は、

ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用という本に詳しく書かれています。糸井事務所の篠田真貴子さんが監訳されていて、企業と個人(フリーランス的)のあり方の1つのモデルとして、大いに参考になりました。

 

ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

  • 作者: リード・ホフマン;ベン・カスノーカ;クリス・イェ,篠田真貴子;倉田幸信
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/07/10
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 

 

5,1人だけ「リモート」が成り立つ環境構築ができるかが成功のカギ

自社システムでリモートワークができる環境にあるなら幸せですが、そうした環境にないケースでは、自力で環境を構築する必要があります。

Gmail(+INBOX)やslack、Dropboxやevernote、Googleカレンダー、ハングアウトやSkypeなどのオンラインサービスの恩恵を最大限活用し、SIMカードが刺さるデバイスを持ち歩くことで、場所に依存しない働き方をつくりだすことです。

実際に私の仕事は、これらのサービスに支えられ、いつでもどこにいても働ける環境を構築することで成り立っていました。

「複業」のノウハウを育てていかないと、本当の意味では新しい働き方にはなれない

「複業」という、新しい働き方を5年間実践してきて感じるのは、一般的な企業やその役員はこのような働き方を想像できないということです。

会社と個人にとって最適解を模索するのに非常に苦労しました。

自分以外にも実際にこのような働き方の相談に乗ったり、ポジションを作ったりすることもあるのですが、やはり働き方の考え方を見直さないと新しい働き方に適応するのに苦労しています。

大切なのは「複業」のノウハウを大切に育てていくことです。このブログでも、これからも「2社で働く」「複業」というテーマで記事を書いていこうと思います。

似たような経験がある方や、この働き方の疑問点があれば、ぜひコメントで教えてください。参考にさせていただき、追加で記事を書こうと思っています。

 

2社で働くために年間活動時間を集計した「時間の家計簿」を公開します

f:id:archikata:20170108223049j:plain

僕が経営する会社フリーランチでは、「週2日×2社で働く」というコンセプトを掲げていますが、元々は自分自身が2社で働くことになったことがきっかけでした。

この働き方をするようになってから、自分がどの会社のどの活動に時間を使っているのかをきちんと追跡するようになりました。毎年年始めに1年の「時間家計簿」と今年の「時間予算」を定めているのですが、自身の振り返りも兼ねてこの「時間家計簿」の内訳を公開します。

2016年の全時間の使い方を公開します

僕は、Googleカレンダーに毎日の活動時間を記録していて、1ヶ月毎に集計しています。

 

f:id:archikata:20170108220323j:plain

24時間を10つカテゴリのいずれかに振り分け、カテゴリ毎にどのくらいの時間を投入しているのかを計測しています。GoogleカレンダーとGTIME reportで全時間を記録しています。いわば「時間家計簿」ですね。

2社で働くようになってからは、会社員時代のように月間160時間を投入するのではなく、より少ない時間で成果を出さなくてはいけなくなりました。

自分の投入時間が下がっても成果は下がっていないのか、成果が上がっているのかを定期的にモニタリングするようにしています。

昨年の内訳はこんな感じでした。

用途月間時間数年間時間数
A社 84.8時間 1017.0時間
B社 112.9時間 1354.5時間
自己投資 42.1時間 504.8時間
家事雑務移動 99.3時間 1191.8時間
交流 70.8時間 849.5時間
余暇休暇 42.2時間 505.9時間
個人事業 3.0時間 36.3時間
GTD 10.5時間 125.8時間
時間浪費 37.9時間 454.3時間
睡眠時間 227.3時間 2727.7時間
合計 720時間 8760時間

A社

自分の会社です。建築・不動産業界に特化した転職エージェントとBtoB向けのマーケティング顧問をやっています。 経営、経理、自分の会社のマーケティング、プロジェクトなど、幅広い利用時間が含まれています。

B社

社員ではないのですが、名刺を持ってB社の広報部門全般を受け持っています。コーポレートサイト、オウンドメディアの運営、ランディングページなどのディレクション、広報誌、書籍(カスタム出版)のプロデュース、広報誌、パンフレットの作成&改訂、メディア対応など、諸々やっています。

月額固定報酬で業務を遂行しています。B社の仕事の中でも後々の関係性につながるような活動は交流にいれたり、行動計画を立てたりする時間はGTDに入れています。

自己投資

経営やマーケティングに関する情報収集、読書や語学などの自己投資の時間です。生活を豊かにするためのスキルアップや健康に関する投資も自己投資に含んでいます。

料理や週1~2回の運動や会社の近くの整骨院、ジムで交互浴するなどもこの時間に含んでいます。

家事雑務移動

家事や身支度や買い物などの雑務や、1人で取る食事や移動など非生産的な時間をここに含んでいます。移動中に語学の勉強をしたり、自転車で通勤している場合は、自己投資に振り替えています。漫然と電車の中で生産性のない時間をすごしたり、通勤で身動きができないような時間を過ごした場合だけがここに含まれています。

交流

パートナーや家族とのコミュニケーションの時間や業務上の明確な接待以外のコミュニケーションはここに含みます。同僚との情報交換も兼ねたランチの時間もここに含みます。この時間計測をはじめてから、なるべく1人でごはんをたべずにコミュニケーションに使うようになりました。

余暇休暇

「今日はマンガを読む日」と目的を決めて読んでいる場合はここに含みます。予定してないのにダラダラしてしまった場合は、時間浪費に計上しています。また、2社で働く都合上、曜日不規則で働いているので、1年に2回くらいまとめて休暇を取って、年間の休暇の時間を確保するようなこともしています。

個人事業

スクールなどの講師を務めたり、原稿を書いたりするなど、会社に関係のないけど何かにつながりそうな活動はここに含まれます。元々個人事業を営んでいたのですが、今年の場合は確定申告以外はほぼ稼働のない年になってしまいました。今年は、本を執筆したり、このブログの記事を書いたりするなどして、ここに含められるといいなと思っています。

GTD

毎日の時間を計測したり、次の日の準備をしたり、数週間先や月~年単位の目標を立てるのに使っている時間です。A社とB社の行動計画もここで立てているので、実際は両社の勤務時間に含まれる部分もあります。

時間浪費

やる気を失ってダラダラとネットサーフをしていたり、アニメを見てしまったり、朝布団から出れずに時間を過ごしてしまったり、目的を持たずに時間を浪費した場合はここに集計します。振り返っても時間の使い方がわからない使途不明の時間もここに含みます。

睡眠時間

通常の睡眠時間と二度寝や午睡の時間を含んでいます。平均睡眠時間は7時間で、睡眠は決して短くはありません。短時間睡眠を究めようとしていた時期もあったのですが、ビジネスマンとしてのステージが上がるにつれて、冴えた頭で決断する時間をいかにつくるかという方向に比重がシフトしてきたので、睡眠時間はしっかりと取るようになりました。

元旦に振り返る時間家計簿

正月にこの時間家計簿を集計して、半日くらい掛けてレビューをしていました。記事で公開しているのは大枠だけですが、個別の項目の中での無駄な時間や投入が足りなかった時間をレビューしています。

たとえば交流の時間は十分取れていましたが、パートナーとの時間は確保していたものの、友人・知人などのコミュニティの集まりにほとんど参加できていませんでした。付き合いにも濃淡が激しく、以前ほど多くの人と会えなくかった1年だと感じました。

また、A社とB社が想定よりも業務量が超過したため、自己投資の時間を大きく食いつぶすことになってしまいました。本当はパートナーの母語である中国語と、周囲から誘われていたゴルフを学ぶ予定だったのですが、年間通じてほとんど着手することができませんでした。

このように年初に前年の「時間家計簿」の振り返りをしつつ、2017年の「時間予算」も立てます。長くなりましたので、いったんこのあたりでしめたいと思います。

みなさんの時間家計簿はどのような感じでしょうか?